起き上がると頭がふらっと・・・S,M様 53歳 女性

 

 

 ある朝、起き上がると頭がふらっとしました。めまいがする訳でもなく、倒れるほどでもない軽いものでした。翌日も続いたので、病院に行ってきましたが原因は分かりませんでした。

 

 以前、肘が痛かった時に東カイロPを訪ねました。肘は大部軽くなり、数年来鞭打ち症の名残りか、首の調子が悪かったのですが、こちらの方も随分良くなった経験がありましたので、今回も先生を頼って来院しました。

 

 お陰様で、ふらつきは治りましたが、今度は手足の痺れが表われ、再び通院することになりました。

 

 熱心に施術して頂き痺れもなくなり感謝しております。今後も身体に心配事が発生したら東カイロPの扉を開くつもりです。

 

 

 

 

 院長のコメント:この患者さんは、以前左腕のシビレ、重だるさと肘の痛みで来院された方で、その時は6回の治療でほぼ改善しました。今回は、最初、ふらつきでの来院でした。病院の検査では異常なしで、一応対症療法として脳の循環を良くする薬を処方されて飲んだが、改善しないので来られたとのことでした。

 

 検査の結果、後頭骨と上部頚椎に機能障害があり、これを治療するとすぐに症状は改善されました。この周辺の障害は、頭痛・めまい・ふらつき・耳鳴り・目の疲れなどの症状が非常によく出ます。こういった患者さんは、症状をおさえる薬を飲み続けて、その薬の副作用で別の障害が出てくる人が大勢います。

 

 薬による対症療法ではなく、根本原因である体の歪みを取れば数回の施術で改善して、その後薬を一切飲まなくて済むのですから、心当たりのある方はぜひ一度当院を受診することをお勧めします。

 

 ただ、この患者さんの場合はその後、ふらつきが治ってしばらくして両手足のシビレと重だるさが出てきて、これは病院の検査の結果、脊柱管狭窄症という、首のところの脊髄の通り道が狭くなって脊髄を圧迫しているとのことでした。治療は、しばらく様子を見て症状がもっとひどくなるようならば手術を検討しますとのことで、何もしなかったそうです。

 

 患者さんにしてみれば、病院では今のところどうしようもないので、藁おもすがる思いでの再来院だったようです。

 

 この疾患は手技療法の適応外ですが、当院の治療テクニックは非常に軽いタッチするようなものなので障害部位を安全に施術することができました。頸胸移行部と前頚筋膜の治療で症状をかなり改善することができました。これは、脊髄の通り道を直接広くするのではなく、周辺の歪みを正すことで狭窄部の循環が改善されたために症状が取れてきたものと思われます。

 

 ですから、脊柱管狭窄自体は今もあるので、狭窄部周辺の循環を常に良い状態を保つことで狭窄の進展をある程度おさえることが出来るのではないかと考えます。よって、定期的に整形外科と当院の受診を勧めました。

 

 

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